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◆ゲームストップ、AMCエンタが再び急騰

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,642.19 +88.21
TOPIX 1,920.67 +1.15
マザーズ 1,148.58 +15.10
NYダウ 34,323.05 +10.59
ナスダック総合 13,738.00 +80.83
S&P500指数 4,195.99 +7.86

きのうの米国市場は3指数揃って小幅に続伸となりました。

3月の下旬に1.7%をつけていた米金利上昇がこのところ上昇しても上値が
切り下がってきていることやワクチン接種の加速で経済活動の正常化が
進むとの見方から買い優勢で始まりましたが、過去最高値に接近しつつある
ダウを押し上げるには材料不足でダウは方向感なく小幅な値動きとなりました。

(ナスダック指数と米長期金利の推移)

一方で米長期金利が足元では1.6%を下回る水準で推移する中、暗号資産の
ビットコインが一時4万ドルを回復したことを受けてビットコイン相場との
連動性が高いテスラが上昇、グーグルもインフレ懸念からくる長期金利の上昇を
背景に苦戦していた銘柄がS&P500の上げを主導しています。

米国市場は来週月曜日がメモリアルデーの祝日のため休場となり、3連休を控えて
いることもあり、特段の材料もないことから薄商いの一日でした。

 

◆ゲームストップ、AMCエンタが再び急騰

ただ、このように相場が閑散となってくると仕手戦的な動きが出てくるのも
マーケットです。

米国市場では個人投資家ロビンフッダーの過激派「ウォールストリートベッツ
(wallstreetbets)」が今年の初旬に空売りが大量に入っている個別銘柄を
ターゲットにSNSを通じて呼びかけて買いをぶつけて高値を踏ませたことで
話題となったゲームストップ、映画のAMCエンタが再び足元で上昇する動きが
出てきています。

(ゲームストップ株とAMCエンタ株の年初来推移)

この2銘柄はすでに年初来でハイパーグロース株をも凌ぐ1180%、822%という
とんでもないパフォーマンスとなっています。

この急騰劇の裏にあるのが空売りが「踏まれた」ことにあります。

 

空売りは証券会社から株を借りてきて売り注文から入り、安くなったところで
買い戻すことでその下落分が差益となります。

しかしながら売りで入ったところから株価が上昇したところで買い戻せば逆に
損失となります。

 

ロビンフッダーたちはファンドが大量に空売りを入れている銘柄に目を付けて
集団で買いを入れて踏ませていった結果、このような値動きとなりました。

ネットフリックスなどでは今回の一件について映画化するというような話題も
出ていて、興味ある方はリリースされたら観て頂けるといいかもしれません。

 

またこれで空売りを入れているファンドが莫大な損失を出したりすると相場操縦
の観点から取引の規制が強化されたりして、先日のアルケゴス問題で国内の野村も
含めて複数の金融機関が損失を被ったことでレバレッジ規制をかける事態を招いた
ように、このようなことでマーケット全体にも資金が入りにくくなるといった
ネガティブな要因で株価が下がるようなことが起こることには少し警戒も必要かと
思います。

 

さて日本株はきのう26日までで5日続伸となりました。

メディアでは28500円近辺にしこりがあり、しばらくここらでこう着するとの見方
が大勢ですが、個人的にはそうは考えておらずワクチン接種が進むにつれてアフター
コロナを見据えた銘柄がけん引し、29000円まで割と早く上昇してくものとみています。

 

きのうの業種別の騰落ランキングをみると
1位 空運、2位 陸運、3位 サービスとまさにアフターコロナの代表銘柄が多く存在
するセクターが中心に物色され、指数も上昇しましたが実際の値上がり銘柄数と
値下がり銘柄数では値上がりが768銘柄、値下がり数が1308銘柄といった結果でした。

 

つまり一部の銘柄が集中的に買われていて、これは日経平均に採用されている指数
インパクトの大きい銘柄だけが物色される「中身のない相場」とはまた違い、
アフターコロナ、経済正常化を先取りした関連銘柄に資金が先行して集中する動きが
出てきたことを意味しているとみています。

いまはコロナでダメージが大きかった上記のセクターが中心に物色されますが、
接種が進むにつれてこのセクターの裾野が広がってくると来月前半あたりには日経
平均29000円回復は十分にあり得るとみています。

 

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