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◆台湾TSMCが米アリゾナに新工場を建設

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,814.34 -45.74
TOPIX 1,926.18 +3.20
マザーズ 1,141.74 -8.32
NYダウ 34,575.31 +45.86
ナスダック総合 13,736.48 -12.25
S&P500指数 4,202.04 -2.07

連休明けとなったきのうの米国市場は朝高で始まった後、値を消す展開となり
指数まちまちの動きとなりました。

きのうはISM製造業景況指数が発表され、市場予想をやや上回る61.2(予想60.9)
となったこと受けて製造業の景況感の回復から米長期金利がやや上昇、これに
影響されアップルやマイクロソフト、セールスフォース、テスラ、ズーム
コミュニケーションズ、アマゾンなどハイテクやグロース株を中心に売られ
ナスダックは下落となりました。

 

一方で金利が上昇したことでゴールドマンサックスやJPモルガン、景気敏感株
の代表ボーイングやキャタピラーなどが買われています。

ISMのコメントを見ると新規受注指数は67%で、4月の64.3%から2.7ポイント上昇。

生産指数は58.5%で、4月の62.5%に比べて4ポイント低下となっています。

受注残は70.6%となり、4月の68.2%から2.4ポイント上昇し、雇用指数は、
4月の55.1%から4.2ポイント低下し、50.9%となりました。

参照:https://www.ismworld.org/globalassets/pub/research-and-surveys/rob/pmi/rob202106pmi.pdf

 

つまりこのデータから窺えることは新規受注や受注残は増加しているのに
生産は減少、雇用も減少となっていることから「製造業は需要は旺盛なのにも
かかわらず、雇用が低下していて供給が追い付かずにいる」ということが
分かります。

 

雇用が増えないのがネックなのですが、バイデン政権により3月に成立した
コロナ対策の一環で行っている週300ドル(約3万3000円)の失業保険給付の
上乗せがあって、下手にはたらくくらいなら失業しておいて国から給料をもらえば
良いと考えている低所得者層の人たちが一定数いるのが一つの要因です。

 

あとは物価の上昇もあって人件費もある程度積まないと良い人材が雇えない
ということで企業サイドもより良い人材を選別しようとすると雇用のマッチング
が適わないということもあると思います。

このような複数の要因が絡み合って雇用の伸び悩みが米国では不安材料と
なっています。

 

明日の夜には雇用統計の前哨戦ともなるADP雇用報告が発表となります。

事前予想では70.0万人となっていますが、製造業者が労働力不足で苦しんでいることを
考えると下回ることになればネガティブな反応になってくるかもしれません。

◆台湾TSMCが米アリゾナに新工場を建設

台湾の半導体受託製造の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は米アリゾナ州
の新工場建設に着手したことを発表しています。

工場建設費用は総額で120億ドルとなる模様で新工場ではTSMCの5ナノメートルの製造
技術を使って2024年から量産化を開始。

またTSMCは、次世代技術である3ナノメートル製造技術を駆使し、来年後半に台南の
工場で量産化する取り組みも順調に進んでいると説明、同社の設備投資額は今年が
300億ドル、向こう3年では1000億ドルに上る見通しです。

 

TSMCが工場を建設することによって日本の半導体装置を作ってそれを納入している
レーザーテック【6920】やローツェ【6323】、RS Tech【3445】などTSMCを販売先
として持っている企業の株価が足元堅調です。

これらの銘柄は足元高いようにも見えますが、親(TSMC)の快進撃が続く限りは
株価も堅調な動きをするものとみています。

 

戦略的には直近高値をブレイクして来たら買う、もしくは下押しするような場面が
あれば拾っていくと良いかもしれません。(投資は自己責任で)

さて日本株は2日続落となりました。

きのうは一時28600円を割り込むかと言うところまで下げる場面もみられました。
本日は米国は小動きでしたが、先物が弱く帰ってきているため、上値の重い展開が
強いられる可能性があります。

 

5月31日には国内の新規の感染者数も2000人を4月5日ぶりに割り込み減少傾向が
みられましたが、6月1日は2643人と再び2000人を超えていて、最近はベトナムで
インドと英国の変異種のハイブリッド型の変異株が見つかっていたりとまだまだ
不透明感が残ります。

指数は下げていますが個別で見るときのうの東証1部の銘柄は値上がり銘柄数が
1361、値下がりが733と値上がりの数が増えてきて、最近見られていたコロナによる
ダメージの大きかったコロナ直下型の空運や陸運、それに付随する旅行サービス関連の
一極集中の動きから状況が変わってきたという点は抑えて置いていただきたいポイントです。

つまり、この動きがみられてきたということは下押ししても浅く、上がった銘柄
は利確してまだ上昇してきていないものを拾うといったいい循環物色の動きが
出てきたことを意味します。

いまは30000円を再び奪還するための屈伸運動だと捉えていますので今日あたりも
下げたところで買われている銘柄、または指数の下げに対して下落が浅いセクター
なんかは今後の上昇に期待が持てる銘柄になってくると思います。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。