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◆FOMCではまだ緩和の議論はない

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,948.73 -9.83
TOPIX 1,954.02 -2.71
マザーズ 1,182.37 +1.16
NYダウ 34,479.60 +13.36
ナスダック総合 14,069.42 +49.09
S&P500指数 4,247.44 +8.26

先週末の米国市場は3指数揃って上昇となりました。

ワクチン普及による経済活動の正常化加速期待を背景に買い優勢で取引スタート
となりましたが、15、16日に控えているFOMCを前に様子見姿勢も出てきて小幅
ながらの上昇にとどなりました。

ただS&P500指数は最高値更新が続いており、ナスダックも高値更新を試す
動きにもなってきました。
米国株が堅調に推移するようであれば、足元75日線で上値を押さえられている
日経平均株価にも上値を試す動きがみられると思います。

◆FOMCではまだ緩和の議論はない

目先マーケットが注目しているのはFOMCでのテーパリング(金融緩和の縮小)
議論がなされるかどうかです。

しかしながら個人的にはこのテーパリングの議論はまだないとみています。

 

その理由としては米国の期待インフレ率が足元で低下しているという点です。

FRBがチェックしている物価指標にはPCEコアデフレーターやCPI(消費者物価指数)
がありますが、そのほかにブレイクイーブンインフレ率(BEI)があります。

BEIは10年利付債の流通利回りから10年物価連動債の流通利回りを差し引いた値
で求められ、今後最大10年間における年平均物価上昇率を示します。

(10年の期待インフレ率)

足元ではFRBが目標とする物価上昇率2%を上回って上昇いましたが、このモメタム(勢い)
が鈍化してきています。

もう少し短い5年物でみても同じく低下傾向にあります。

 

(5年の期待インフレ率)

実体経済はワクチン接種が奏功し、コロナ禍からの脱却へ進んでいることでエネルギー価格
が上昇し、物価指数を押し上げていますが、見方を変えれば物価の上昇が顕著なのは
エネルギーがほとんどです。

製造業、サービス業ともに人手が足りずに生産が追い付かない状況で、価格転嫁(最終消費
価格の上昇)が短期的に起こっている状況ですが、働き手が戻ってくると価格転嫁も
落ち着きをみせてくるため、これをFRBは待っているとみています。

そのため、今回のFOMCではテーパリングの議論はなく、問題なく通過して安心感が
拡がってくると日本株への買いが本格化してきてもおかしくないとみています。

 

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