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◆テーパリング縮小は早ければ夏以降開始へ

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 29,291.01 -150.29
TOPIX 1,975.86 +0.38
マザーズ 1,203.04 -1.59
NYダウ 34,033.67 -265.66
ナスダック総合 14,039.68 -33.18
S&P500指数 4,223.70 -22.89

きのうの米国市場は3指数揃って続落となりました。
今週最大の注目材料であったFOMCは従来の金融政策は据え置きとしたものの、
経済は回復しているとの認識を示し、コロナ禍による危機が経済の重しに
なっているとの文言を声明から削除しました。

毎年8回行われているFOMCですが、3.6.9.12月には経済見通しが発表されます。

今回の経済見通しではことしのGDP成長率は3月の6.5%予想から7.0%とかなり
強気の見通しとなっています。

PCE(物価)に関しても前回の2.4%から3.4%と上方修正されています。
ただ来年、再来年の物価見通しは2%程度で推移するというのが今のFRBの見立て
です。

(FOMCの経済見通し)

しかしながら米国市場にネガティブインパクトとなったのが「利上げの開始時期が
前倒しされるかも?」という材料でした。

FOMCの参加メンバーの金利見通しを示すドットチャートでは23年末までの利上げを
見込む参加者が前回の7人から13人に増え、中央値では23年末までに2回の利上げを
示唆しました。

 

(3月と6月のドットチャートの比較)

従来、24年以降としていた利上げの開始時期が前倒しされたことにより、米長期
金利は1.5%強に上昇、金利急騰とともに株価は下落する展開となりました。
ダウは一時400ドル近い下げとなりましたが、声明文が出た後、パウエルFRB議長は
会見で「ドットチャートは確実なものではない」とコメントしたことでやや市場も
冷静を取り戻し、下げ幅を縮小させる動きとなりました。

◆テーパリング縮小は早ければ夏以降開始へ

パウエルFRB議長はドットチャートの火消しに走ったことのほかに、現在資産購入
プログラムで月額1200億ドル(約13兆2000億円)していますが、この購入規模を
縮小する基準に向けて、当局者らが議論を始めたことを明らかにしています。

先日もお伝えしたように2013年のバーナンキショックを引き起こさないためだと
思いますが、パウエルさんは前職が弁護士ということもあってこれまでのFRB
議長以上に文言に気を付けている印象で市場に徐々にテーパリングを(金融緩和
縮小)を敷衍させていきたいという意向が伝わってきます。

FOMC明けのため、日本株も米国の下落を受けて乱高下の激しい展開が予想されます
が、そもそもテーパリングが出来るようになるということは、ネガティブなこと
ではなく、それだけ経済が回復してきているということの現れであるため、仮に
下押ししたとしても早晩切り返しにかかる動きが見えてくるとみています。

下押しした場面は絶好の買い場になるとみています。

 

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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
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