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◆強まる米国でのグロース株シフト

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,874.89 -9.24
TOPIX 1,949.14 -10.39
マザーズ 1,180.49 +10.36
NYダウ 33,874.24 -71.34
ナスダック総合 14,271.73 +18.46
S&P500指数 4,241.84 -4.60

きのうの米国市場は指数まちまちの展開となりました。

前日のパウエルFRB議長の議会証言を受けて、早急な利上げがないスタンス
であることが確認されたことで、金利上昇に対する警戒感が和らぎナスダック
指数は小幅ながら3日続伸となり、連日で過去最高値を更新しました。

朝方発表された5月の米新築住宅販売件数は年率換算で76.9万件となり、
前月比5.9%減少し、市場予想を下回りました。

(米中古新築住宅の販売件数【年率換算】)

住宅需要に頭打ち感が出てきたというよりも、足元の販売が落ち込んでいる理由
として、木材などの建材価格が大幅に値上がりする中で販売価格に転嫁しそれが
足かせとなっています。変わらず需要は旺盛であるとみています。

ただ一方で、アトランタ連銀のボスティック総裁が「2022年にも利上げに着手する
必要ある」との発言が出ると、ダウは引けにかけてやや下げ幅を拡大する動きと
なりました。

◆強まる米国でのグロース株シフト

今月初旬にお伝えした内容で、「米国ではグロース株物色への回帰が強まる」という
お話をさせていただきました。

その後、どうなったのか?

(バリュー株 VS グロース株【ローソク足はS&P500指数】)

まずこちらがその時にご紹介したチャートです。

年初来、バリュー株がワクチン供給を背景に勢いづいて上昇していきました。
逆にグロース株はインフレ懸念なども重なって調整局面を迎え、バリュー株と
比較するとアンダーパフォームしていることが分かります。

 

しかし、足元では上述したようにグロース株が集まるナスダックが3日連続で最高値
を更新するなど、グロース株シフトの様相が現れてきています。

(バリュー株 VS グロース株【ローソク足はS&P500指数】直近)

そして上図が直近でのバリュー株、グロース株の年初来パフォーマンスですが、
足元の米長期金利低下も手伝ってもう間もなくバリュー株を超えそうな気配が
出てきています。

 

先日もお伝えしましたが、昨年の4-6月期が企業業績としてはコロナ感染拡大の影響を
受けて落ち込んだタイミングです。

この決算が来月7月半ばあたりから出てきます。米国では日本よりもコロナワクチン
の接種が始まるタイミングが早かったこともあって、この4-6月決算がバリュー株は
ピークだろうとみています。

 

そして7-9月期になると4-6月期に比べてやや業績の伸びが鈍化するとみており、これを
先取りした格好でバリュー株物色が終わり、景気に左右されることなくイノベーションを
創出できるハイテクビッグ5のGAFAMを筆頭にグロースへの物色回帰が起こっていると
みています。

 

一方で、日本株は先日の日経平均株価1000円安の後、急激な戻りを見せましたが、そこ
からは28800円~29100円を上限にしばらくは上値が重い展開になってくるとみています。

下もそうは下がらないと思いますが、今週イベントが控えていること、来週は早くも
6月の米雇用統計もあり、慎重姿勢にならざるを得ない展開です。

ただ米国と違う点はワクチン接種が徐々に広まってきて、他の諸外国と比較すると
「これからコロナ対策でよくなる」という点は出遅れた分だけアドバンテージに
なってくるとみています。

(日経平均株価)

日経平均株価はことしの2月に30000円の大台を突破し、上げ下げを繰り返しながら、
高値きり下げの形となっていますが、下値も先月5月13日につけた27385円から
今回の1000円下げたときの27795円と安値も切り上がってきてくれています。

 

テクニカル的には三角持ち合いの様相を呈してきましたので、ここからしばらくは
狭いレンジでの攻防となってくるとみていますが、三角持ち合い後は上離れして
くれるとみています。

よって安くなったところは積極的に仕込んでいきたいと思います。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
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