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◆感染拡大すれば、方向感の出にくい相場へ

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 29,048.02 -18.16
TOPIX 1,965.67 +3.02
マザーズ 1,207.04 +10.36
NYダウ 34,283.27 -150.57
ナスダック総合 14,500.51 +140.12
S&P500指数 4,290.61 +9.91

きのうの米国市場は指数まちまちの展開となりました。
先日バイデン政権によるインフラ投資計画の具体的な内容が、上院超党派
で可決となり、これを受けて景気敏感株が買われる動きがみられましたが、
きのうは、米長期金利が再び1.4%台に下落したことを受けて、金利に
敏感なハイテク株を中心に買われ、ナスダック、S&P500は共に最高値
更新となりました。

一方で、航空機大手のボーイング、感染拡大で原油価格が下落したこと
などからエネルギー関連のシェブロンなどの下げが目立ちました。

きのう相場概況では前半は堅調とお伝えしていましたが、予想よりも
早くデルタ変異種の拡大が意識され、米国の景気敏感株の重石となって
しまいました。

英国では一時2000人割れまで新規の感染者数が減少していたのですが、
足元では1日当たり15000人まで増加してきており、この影響はまだ
フランスやドイツなど他のEU諸外国には表れていませんが、渡航者に
よる拡大は時間の問題にも思われます。

(英国のコロナ感染状況)

 

また、興味深いのは英国のワクチン接種状況です。

(世界のワクチン接種状況)

少なくとも1回の接種を受けた人の割合は足元でイスラエルを越え65%と
トップとなっているにもかかわらず、感染が拡大してきています。

以前から言われていることですが、デルタ変異種には原稿のワクチンは
効かない、あるいはあまり効果を発揮していないということの証左なのかも
しれません。

◆感染拡大すれば、方向感の出にくい相場へ

いまは一部の地域でしか変異種の感染拡大は起こっていませんが、これが
米国などでも広がってくれば、日米株共に相場の重石になる可能性が
高まります。

一方で、拡大が拡がったとしても昨年の2月~3月に起こったような大暴落
になることもないとみています。

マーケットは「何か分からない、未曽有の事態」を最も嫌いますが、今回
の変異種の拡大はこれに該当せず、また感染拡大となればFRBの金融政策
のスタンスも足元のFOMCでは利上げ前倒しがコンセンサスとなっていますが、
そのスタンスにも変化がみられ、緩和がまだ続くという姿勢に転換すると
思われます。

そうなれば、流動性が担保され相場の下他冴え要因としてはたらいてくる
でしょう。

目先注目点として感染拡大の状況に注意したいところです。

上記の展開となった場合、賢い戦略としてはトレンドフォローではなく、
押したところは買い向かうという逆張りの戦略が奏功するとみています。

 

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