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◆目先の大きな調整に警戒

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,707.04 -84.49
TOPIX 1,939.21 -4.36
マザーズ 1,200.21 -7.25
NYダウ 34,633.53 +131.02
ナスダック総合 14,522.38 +18.43
S&P500指数 4,319.94 +22.44

きのうの米国市場は3指数揃って上昇となりました。
名実ともに7月相場入りとなったダウは3日続伸、S&P500は6日続伸し、
連日で過去最高値を更新しています。

朝方公表された6月26日の週の週間失業保険申請件数は36.4万件と、事前
予想の39万件よりも改善し雇用の回復が見られたことから買い優勢の展開と
なりました。

(失業保険申請件数)

その後に発表されたISM製造業景況指数では前月比0.6ポイント低下の60.6と、
2カ月ぶりの低下で市場予想(61.0)を下回りましたが、その内容は労働力不足
が足かせとなっており、今後の雇用回復が期待される中で大きなネガティブ要因と
はなりませんでした。

資源価格、原材料価格の高騰が続いている中で、サプライチェーンもまだ不安定
なことに加えて、労働力不足が存在しているというのがいまの製造業における
問題点です。

一方で需要は旺盛のため、在庫不足からインフレが起こりやすい環境にあり、
これが続くようだとFRBのテーパリングや利上げを早める要因ともなります。

 

他に主だった材料としては、イエレン米財務長官がこれまで訴えてきた世界共通
の課税ルールである法人税の最低税率15%以上というルールを OECD(経済協力
開発機構)が大筋で合意となり、またデジタル課税においてもGAFAMなどハイテク
企業を中心に「売上高200億ユーロ(約2.6兆円)、利益率10%」を基準とし世界で
約100社ほどが対象となります。

◆目先の大きな調整に警戒

ISMの景況指数は好調が続いていますが、ことしの3月に64.7という過去最高値を
マークしてから頭打ちになってきています。
それに伴い、S&P500も最高値を更新してはいるものの伸びに強さが見られなく
なってきました。

(ISM製造業景況指数とS&P500の推移)

この2つの指標は相関性が強く、製造業指数が下がるとS&P500も下げやすくなります。

加えてオプション取引のボラティリティから算出されるSKEW指数も過去にないところ
まで上昇してきています。

(SKEW指数とS&P500指数の推移)

上図を見てもらうと分かりますが、SKEWが高まるとそこからしばらくすると株価が
大きな調整を迎えます。

だいたいSKEWが高まって1~2か月後に調整を迎えることが多く、ちょうどこの
タイミングに控えているのは8月下旬に予定されているジャクソンホール会議です。

米国でのテーパリング開始時期についての明示がもしかするとこの会合で発表
される可能性もあり、マーケットの調整が起こる可能性があるとみています。

もちろんSKEWの上昇後下げる要因はジャクソンホールと断定しているわけでは
ありません。台湾と中国に再び暗雲が立ち込めていますし、その他の外部要因
かもしれません。

よってここからは大きくポジションを取ることは怖いと感じているところです。
必ず下げても良いようにヘッジをかけながら臨みたいところです。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
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