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◆目先の米国を発端とした大幅下落に注意

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,643.21 +45.02
TOPIX 1,954.50 +5.51
マザーズ 1,188.53 -2.30
NYダウ 34,577.37 -208.98
ナスダック総合 14,663.64 +24.31
S&P500指数 4,343.54 -8.80

きのうの米国市場は指数揃って下落となりました。
ナスダックはかろうじて下げ幅を縮小させプラス回帰となり、最高値更新と
なっています。

 

足元では世界的にインド発の変異ウイルス「デルタ株」への感染者が
増える中、イスラエル保健省が米ファイザー製コロナワクチンの有効性が
低下したと分析していることが明らかになり、相場の重しとなりました。

一方で米長期金利が一時1.35%まで低下したことがハイテク株の支援材料と
なり、アマゾンが4%超の大幅高で上場来高値を更新。
米国防総省がマイクロソフトと結んだ大型クラウド契約を解除し、アマゾン
を中心とした代替案を発表したことからアマゾンが上げています。

加えて下げの要因として考えられるのが、欧州での緩慢な経済指標の内容や
ISM非製造業景況指数が予想を下回る結果となったことです。

きのう公表されたISM非製造業景況指数は60.1と事前予想の63.5を下回り、
前月の64.0から大きく下がったことが嫌気されたものと思われます。

(ISM景況指数とS&P500の推移)

何度もここでご紹介しているグラフですが、このISM景況指数というものは
いわゆるソフトデータ(景気、気持ち)で、製造業、非製造業者に直接
アンケートを取ることから、GDPをはじめ製造業で言えば鉱工業生産、耐久財
受注、自動車や住宅の販売。

非製造業なら小売売上高などその他のハードデータの先行指標となるものです。

このソフトデータが下がると、ほぼほぼ高確率でその後に発表されるハード
データも低下します。

米国は景気が悪いわけではなく、需要過多であってもコロナによるサプライ
チェーンの回復の遅れからの供給不足、手厚い保険による労働力不足、この2つの
問題で生じているインフレにより景況感が悪化しています。

◆目先の米国を発端とした大幅下落に注意

ただ、過去を振り返るとISM指数がピークアウトを迎えると、その後
ほどなくして必ずと言っていいほど相場の大きな調整がやってきます。

先日お伝えしたSKEW指数も150を超えて高原推移していますし、近い将来に
大きな調整が起こっても何ら不思議ではありません。

 

保有してるポジションに対してヘッジをするとか、キャッシュ比率を高めて
臨むなどしておかないと、過剰流動性である意味劇場型的に作られた相場な
だけに下げたときの勢いというものはそれが一気に吐き出されてしまうため
驚異的なものになると危惧しています。

特に7月、8月は気を付けて頂きたいと思います。

そしてその下げの中で下手に中途半端なところで手を出すとそこからさらに
下押ししてしまうということが十分に考えられます。それだけきつい下げが
ある可能性もみています。

日経平均で言えば25000円程度も考えています。

 

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