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◆買わぬ日銀、その真意はいったい何か?

こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

7/29の日銀金融政策決定会合で、追加緩和としてETFの買入枠を年間3.3兆円から6兆円にすると発表されてはや1か月が経とうとしています。

 

これによってマーケット概況を伝えるメディアや各証券会社のストラテジストたちは、「日銀買い支えで株価上昇」というコメントも散見されます。

 

しかしながら、実際の日銀のETF買いの進捗はどうだろうか?

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上図は、日銀が毎日発表しているETFおよびJ-REITの買入れオペの結果です。

7/29の会合で発表されて相場は小動きしていますが、実際に年間6兆円に変更してから、その額面ベースで買入れをしたのは、8/4と8/10の2回のみに留まっています。

 

これを日経平均の日脚チャートと併せてみてみると、

n2250823

青い丸で囲っている日が、その8/4と8/10にあたります。

8/4は前場軟調な地合いでしたので、ここで707億円のETF買いを行ったことが株価下支えの要因としてはたらいて後場の引け前には長い下ひげをつけた陽線となりました。

 

この日を境に日銀がようやく動き出したという思惑も市場でははたらいたのでしょう、その後株価は上昇していき8/12には16943.67円の高値を付ける展開となりました。

 

それよりも気になるのが、紫で囲った日と青で囲った日の違いです。

この紫で囲ったところはこれまで年間3.3兆円ベースで買いを行っていた日銀がETF買いを行った日を示しています。(6月以降で記載)

 

見ても分かるように、これまでの日銀のスタンスはほとんど下がったところで買いを入れているのが分かります。

 

注目点はこれまでの下げたところはどんなときでも積極的に買ってくるスタンスだった日銀ですが、今回ETFの購入枠を年間6兆円に増額したのにもかかわらず、本日のように日経平均が前日比で100円の下げ、%で見れば▲0.61%の下落局面では買ってきていないということです。

 

買い入れ枠を増額したのであれば通常であればもっと積極的に買いを入れて来ても不思議ではありません。

むしろ市場の関係者の一部では、買い上がるとさえ言っている人もいるほどでしたが、近視眼的にこの1か月程度のスタンスをみれば、下がったところですら買っていないということなのです。

 

日銀が何を意図しているのかはまだはっきりとは分かりませんが、これまでのETFの買いのスタンスを変えてきたということなのかもしれません。

 

例えば、前日比で日経平均が▲1.0%以上下落した場面でしか買い出動しないとか、プラス東証1部の売買代金が2兆円を超えるような場面でしか買い出動しないなどさらに買いのスタンスが複雑化、そして慎重に行ってくる現れなのかもしれません。

 

または、9月後半の日銀会合でこれまでの量的・質的金融緩和の施策について【総括的な検証】の結果が出る予定ですので、検証している今の途中段階でETFの買い入れが将来のリスクであったり、日銀が目指している2%の物価安定目標とは食い違う策であると見たのかもしれません。

 

息巻いてETF買入れの増額を発表した割には買ってきていないということは、逆を言えば積極的に空売りを仕掛けるヘッジファンドなどにとって単なるリップサービス(口先介入)として捉えられ、日銀の買入れは恐怖には映らないということにもなりかねません。

 

8/26がそのきっかけにならないと良いのですが。。。

 

ことこの日銀の買入スタンスについては今後検証していき、ブログやメルマガで進捗をお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

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